労基(労働基準局)の是正勧告・指導

労基(労働基準局)の調査の結果,法律違反や,改善すべき点が見つかった場合,その会社は,是正勧告や指導を受けることになります。

是正勧告

正勧告書は,労基(労働基準局)の調査の結果,法律違反があった場合に,その会社に交付されます。

是正勧告は,行政処分ではなく,行政指導なので,法的拘束力はありません。そのため,是正する義務はありません。
しかし,これを是正せず放置したり,何度も繰り返したりすれば,検察庁に書類送検される可能性もあります。送検されれば,法律に定められた罰則が適用される可能性もあります。

指導

指導票は,労基(労働基準監督署)の調査の結果,法律違反まではいかないが,改善の必要があると判断された場合等に,その会社に交付されます。

指導も,是正勧告と同様,行政処分ではなく,行政指導なので,法的拘束力はありません。

使用停止命令

使用停止命令書は,労基(労働基準監督署)の調査の結果,施設や設備の不備・不具合で,労働者に緊迫した危険があり,早急に改善すべきと判断された場合に,その会社に交付されます。

使用停止命令は,是正勧告・指導とは異なり,行政処分です。法的拘束力があり,命令に従わない場合は,6ヶ月以下の懲役,または50万円以下の罰金という罰則があります。

会社側は,命令の内容に不服がある場合,行政不服審査法・行政事件訴訟法により,争うことが可能です。

出頭要求

出頭要求書は,労基(労働基準監督署)が,実際に会社に行かず,会社側に,帳簿等の書類を持参させ,ヒアリングすることで用が済むような場合に交付されます。

是正(改善)報告

是正報告書(改善報告書)は,労基(労働基準監督署)の調査の結果,言い渡された是正(改善)すべき内容について,是正(改善)したことを報告する際に,会社側が作成します。